トラリピにゃん2を使いこなすために
1.トレンドのつかみ方
前回の初記事では、沢山の励ましやご意見を頂きありがとうございました🙇🏽♂️
言っていることは単純でも、実際には実行出来ないと感じた方も多かったのではないかと思います。
実践出来ない方が難しく感じたり、足踏みしたりする部分は
1)トレンドが分からない
2)リスクコントロールが出来ない
3)経費を使いたくない(損切りは嫌!)
4)そもそも時間がない😓
この辺りでしょうか。
まず、1)についてお話ししたいと思います。
為替のトレンドがどう作られているかを僕なりに考えると、①貿易収支②政策金利の差③市場参加者のセンチメントかなと思います。
①と②は客観的な指標で、どなたが見ても同じ方向が見えるはずです。
迷うのが③なんですよね。。。
市場参加者のリスク許容度が高い場合、リスクオフ情報が出てきても大きく反応しないことがあります。
逆に、リスクオフ情報に敏感になっているマーケットの場合、激しめの巻き戻しが出やすくなります。
③を読むには、有名なVIX(恐怖指数)が有効かなと思っています。30超えの時は急変動が起こりやすいでしょう。
また、株式市場の出来高にも注目です。出来高が上がるということは、売買が活発ということ。
株価が上がり、出来高も伴っていれば(注1)センチメントは良好であると僕は考えています。
(注1:センチメント 市場参加者の心理状態を意味する。センチメントが良い程、マーケットはリスクオフに傾きやすい)
そして、これが意外に大事なんですが、Twitterで似たようなトレードをしている方のセンチメントがどうなっているかをリサーチしましょう。
Twitterを見ていると、ご自身と同じ方向を見ている人と仲良くする傾向が目立ちますね。
本当に役立つのは、自分とは反対の考え方や行動をする投資家やトレーダーだと思っています。
ご自分がロング中心に組みがちなら、ショーターをフォローするのは合理的です。
偏りなく、俯瞰でマーケットを眺められるようにすべきです。仲良しこよしで勝ち残れるほどFXは甘くないでしょう。
含み損で身動きが取れない人、今にも追証になりそうな人が目立つ場合、そこから買い上がる力は弱いと読みます。余力がないからです。
その方々のポジションがもしもプラマイゼロ付近まで戻ったらどうすると思いますか?
あ〜やれやれ😩 やっと売れるぞ!長かった!
俗に言う、やれやれ売りですw
つまり、上値は確実に重くなってしまいます。この方々が損切りしたら、上値は軽くなり反転しやすくもなります。
他人の不幸を喜ぶわけではなく、冷静に分析しましょう。明日は我が身ですしね。
このような方法を組み合わせ、トレンド方向を見ています。
また、更に必要なのがトレンドの強弱の測り方です。トレンドは何となくでも感じるものの、トラップを仕掛けるか否か迷いますよね😅
2)リスクコントロールと絡めて、次項でお話ししたいと思います。
2.トレンドを探りつつリスクコントロールを行う
次は2)と3)についてです。
トラリピにゃん2を用いてトレードをする際、出来れば強いトレンドに乗りたいものです。
その方が決済されるスピードも確実性も高まります。余計な在庫も増やさずに済みます。
勝利の方程式は、
『現在値の20銭トレンド方向に離れたところにトラリピを仕掛けます』
こうしておくことで、思ったより弱いトレンドだった時はそもそも約定しません。
少しトレンドが発生し、一部約定してまた下がる場合もありますが、現在値からポジションを持った場合よりは在庫増加は少なく済みます。
この操作により、仲間より売上は減るものの在庫は増えにくく、強いトレンドにはちゃっかり乗っていることが出来ます笑
もう一つトラリピを続ける上で気にしていることがあります。それは、現在在庫として抱えているトラリピにゃん2のトラップと広いレンジで放ったらかしているトラップがどのような関係性や比率になっているかです。
自分のポジションが円高や円安に振れたらどうなるかは最低限理解しておきましょう🫣
例えば、僕のポジションは2022年11月14日 現在はこんな感じです。
ユーロ円ショート
ユロポンショート
オージーキウイショート
カナダ円ショート
ドルカナハーフ&ハーフ
のポジションがあるとします。先日のCPI後の動きはこんな感じでした。
ドル円 ↓〇(別口座にてショート)
ユーロ円↓〇
ユロポン↑✖️
オージーキウイ↑✖️
カナダ円↓〇
ドルカナ↑✖️
これだけ見ても、僕がさほどダメージを受けなかったことがご理解いただけるのではないでしょうか?
トラリピは長く続けられること、ロスカットされないことが前提になります(にゃん2さんは原始回収済みなのでまた話が違います)。
その前提であるならば、10円円安になろうがなかろうが、キャッシュフローを生み出せる組み方になっているかを検証していかねばならない運用方法だと思います。
円安で恩恵を受けるポジションばかりになっていないか。
逆に円高のみを待ち望むポジションになっていないか。この辺りをよく考えていただければと思います。
円安がリスクになってるポジションに偏ってる人は、トラリピにゃん2で上手く利益を出せるかもね🙄
3.勝利の方程式ver
ここまで読んでくださった方なら、何となく僕のやり方が分かって来たんじゃないでしょうか。
勝利の方程式verは、
①トレンドが出ている(出そう)な方向の、現在値の20銭離れた所にトラリピにゃん2を仕掛ける。
②広いレンジの放ったらかしペア、ユロポン、オジキ、ドルカナを少ないロットで仕掛けておく。広いレンジに仕掛ける理由は、常に相場に意識を向けやしい状況としたいからです。値動きを意識しなくとも頭に入れたい。
その為には、ポジションがある方が好ましい。少しでもキャッシュフローが得られることもプラス。
資金が少ないうちは、トラップを減らして良いです。
③円高、円安といった一方的な動きに対処する為、自身のトラリピペアが偏らないように組む。
④既にいくつか捕まっているポジションがあるならば、円高方向で助かるポジションが多い場合は円安方向のトレンドが出そうな時にトラリピにゃん2を仕掛ける。
要は、円安で既存のポジションが更に損失を膨らませたり、キャッシュフローを生み出せなくなった場合のヘッジにするんやね😄
4.これからのトレンドは?
米CPIの鈍化により、インフレ進行に歯止めがかかった事になりました。一段のインフレ、それを抑止する為に米国政策金利が更に上がるシナリオを予測していた方にとっては厳しい展開に。
しかし雇用は堅調であり、6%が予測され、ターミナルレートまではまだ遠いです。
金利が高い状態は続きそうです。
ドル円は、最高値から14円円高になりましたが、140円を再度試しに行く展開の方が現実的かと思います。(余談ですが、ドル建債券を先日買いました)
139円以下のドル円は裁量でコツコツ拾う。
140円を力強く超えてきたら、トレンドに乗ってトラリピにゃん2を仕掛けていく。
必ずうまく行くわけではありませんが、トレンドフォロー(強そうだと感じたら)を意識して冷静に対処したいと思います。